ホームページ・ECサイトができたら、こんどは多くの人に見てもらえるように宣伝しましょう。
ひとくちに宣伝といっても、宣伝する側が個人ユーザーなのか、それとも企業ユーザーなのかによっても、その戦略が大きく変わると思います。
そうしたことも念頭に置いて、次の方法が参考になるのではないでしょうか?
これを機に、新しい方法をあみだしてみてはいかが?
検索エンジンへの登録
GoogleやBingなどの検索エンジンに登録するのが手っ取り早いです。
Googleなどのロボット型検索エンジンを利用するときには、<meta>タグの使用をおすすめします。というのも、検索ロボットは、<meta>タグで記述された情報を収集する場合が多いため、<meta>タグを使って検索キーワードや説明文をあらかじめ設定しておくと、意図した内容で登録が行なわれるようになるからです。
<meta>タグは、HTML文書のヘッダー内(<head> ~ </head>で囲まれた部分)に記述します。
HTML構文:キーワードの設定 |
---|
<meta name=”keywords” content=”第1キーワード,第2キーワード,第3キーワード”・・・・> |
HTML構文:説明文の設定 |
---|
<meta name=”description” content=”説明文”> |
例えば、「piyoko.html」ファイル(ぴよこちゃん覚えてる?)に書き込んだら、
となります。(「あんた、ちょっとふざけすぎやなかと?」)
Googleなどへ登録されるには、以下の2つの方法があります。
- 何もせずに、検索エンジン(クローラー)が自動的に訪れるのを待つ。
この場合、他のサイトからリンクされていることが前提となります。 - 検索サイトに用意されたツールを使用して、クローラーの呼び込みをして積極的に認識させる。
・GoogleやYahoo!への登録には、Google Search Consoleを使用してサイト登録を行います。
・Bing(MSNサーチ)への登録には、「自分のサイトを Bing に登録する」からサイト登録を行います。
掲示板
掲示板とは、サイト上からコメントを入力し、表示させてお互いの情報を交換し合うページのことです。
チャット(後述)とは異なり、情報のやりとりはリアルタイムではありません。
ホームページを宣伝しているサイトの掲示板や、知り合いの掲示板などに書き込んで知らせるのも手です。
また、次のような無料掲示板も使えるのではないでしょうか?
ただし、掲示板によっては、宣伝を禁止しているところもあるので注意しましょう。
広告
現実の世界でも人を呼ぶときに広告を打つように、サイバー空間でも広告を打つというのは常識となっています。
とくにインターネット上でビジネスを行なう方にとっては、広告戦略いかんによっては業績、ひいては社運を左右しかねないといっても過言ではないでしょう。
インターネット上での代表的な広告には、以下のものが挙げられます。
- バナー広告
- メールマガジン広告
- ポップアップ広告
- スポンサーシップ広告
バナー広告
バナー広告とは、ホームページ上でよく見られる画像付きの細長い帯状広告のことです。この広告を利用するという手もあります。
バナー広告には、自分で作ったものをリンクという形で他者のサイトに貼ってもらうパターンと、他者のものを自分のホームページに貼りつけるパターンとあります。
自分のサイトを宣伝するためのバナー
バナーを自分で作るといってもいきなりは・・・という人には、無料でバナーを作れるサイトがありますので探してみてください。
また、ホームページ作成ソフトの中には、バナー広告を作る機能を備えたものもあるので、そちらを利用することもできます。
バナー広告を作るときには、くれぐれも画像サイズには気をつけてください。他のサイトに貼ってもらうときに相手の負担になりますので。(「コテコテに重たい爆弾バナーでラボちゃんのサイトを空爆したる!」)
他者のサイトを宣伝するためのバナー
他者(例: 企業や広告代理店)のバナー広告を自分のサイトに貼りつけて、そこから広告収入を得る方法もあります。ちょっとした利益をあげたい方には、かっこうの収入源です。
その一方で、広告が自分のホームページのデザインにそぐわなかったり、画像であるため、ページが重たくなるといったこともあるので、そうした点がクリアになればノープロブレムでしょう。
メールマガジン広告
メールマガジンに広告を掲載するのもいいでしょう。配信数が多ければ多いほど効果的です。
メールマガジンの種類によって読者層が特定しやすいだけでなく、一度にたくさんのユーザーに投下できるという即効性もメリットです。
その反面、テキスト(文章)による宣伝が中心なので、表現力に限界があったり、画像の広告に比べてインパクトが劣るというデメリットもあります。
広告料は、注目されやすいヘッダー部分が高く、中間とフッター部分はそれよりも安いのがふつうです。
以下は有名なメールマガジンサイトです。
宣伝を禁止しているメールマガジンもありますので注意しましょう。
ポップアップ広告
ポップアップ広告とは、あるサイトに訪れたときに、サイト上に別の小さなブラウザを飛び出させて(ポップアップ)、Flashなどの技術によりアニメーション形式の映像を見せる広告のことです。
訪れたサイトとは別のウィンドウで表示されるので、サイトのデザインを損なわないのが利点です。
ですが、訪問者は広告を見ることを強要されるため、逆に反感を買ってしまうこともあります。ネガテイブなイメージがついてしまうのは不利ですよね。(もちろん見て面白いものならだいじょうぶでしょうが・・・)
スポンサーシップ広告
スポンサーシップ広告は、インターネット上のタイアップ広告と言い換えてもいいでしょう。
広告表示スペースが大きいので、宣伝の情報量が多く、表現力も豊かな広告といえます。さらに、スポンサーシップ先のサイトが持っている集客力を借りられるというメリットがあります。
相互リンク
相互リンクとは、お互いにリンクを張り合いましょう、という取り決めです。
相手のホームページを見た人が、自分のホームページも見てくれる可能性があるので、アクセス数のアップに貢献します。
まずは、テーマが同じか似ているサイトとリンクを張ると、ネットワークが広がりやすいと思います。
相互リンクを考えている方は、まず自分から相手にお願いをしましょう。申し込む側が先にリンクを張っておくと、相手に良い印象を持たれるようです。(「ラボちゃん、おいらとリンク張ろやんけ、ヒヒヒ・・・」)
相互リンクには、よくバナーを交換して張り合うことがあるので、バナーを作っておいて損はないと思います。
相互リンクを好まない人もいるので、そのときは別の相手を探しましょう。
個人同士の相互リンクのほかに、「ウェブリング」という、同じ趣味や考え方を持つ人々が集まったコミュニテイのようなものがあります。
指定されたバナーをホームページに貼り、それをクリックすると他のメンバーのホームページに行くようになっています。参加を希望する方は、リングマスター(管理者)に申し込みます。
さりげ、なーい→
コミュニテイ機能
訪問者が集まりやすい環境(コミュニテイ)を生み出し、そこで訪問者が求める情報を提供しつつ、自分のサイトの宣伝をするという方法もあります。
こちら側の情報提供だけにとどまらず、相手側同士の交流の場にもなることで、さらなる訪問者を呼び、結果的にアクセス数がアップするという仕組みです。
にぎやかなところに人は集まりやすいですものね。
ホームページにコミュニテイ機能を持たせるには、次のような手段が考えられます。
- SNS(Ameba、Facebook、Google+、Instagram、LINE、Twitter等々)を利用する
- 掲示板
- チャット
- メーリングリスト
- メールマガジン
- アンケート
- 懸賞・プレゼント
- フェア・お祭り
メーリングリスト
メーリングリストとは、たった1通のEメールで、何十人、いや何百人という参加者に一斉に情報を送信することができるシステムのことです。
チャット
チャットとは、ホームページにアクセスしている者同士が、キーボードで文字を打ち込んでいくことにより、リアルタイムでおしゃべり(チャット)を楽しむことができる機能のことです。
楽しくおしゃべりをしているうちに、会ったこともない相手と親しくなれる反面、会話がこじれて思わぬ方向に進み、中傷合戦にまでエスカレートしかねません。また、悪意の第三者によるイタズラの踏み台にされることもあります。
ということで、チャットを採用する場合には、管理の面もしっかりしていなければなりません。
アンケート
アンケートとは、ズバリ、アンケートです。(「そのままやん!」)
アンケートによって、訪問者の傾向、嗜好、要望などがわかりますので、より良いサイトにしていくうえで欠かせない好材料といえます。
懸賞・プレゼント
懸賞やプレゼントを提供すると、訪問者の数はアップするようです。訪問者は「おトク」なものに敏感なのでしょう。いわゆる「懸賞サイト」もよく見かけます。
フェア・お祭り
フェアや「○○○祭」といった花火的イベントも効果があるようです。
呼び水として何か企画されてみてはいかがでしょうか? (「よっしゃあ、リオのハンニバルや!」)
ぞぞぞ・・・
「ブルブル」
ホームページの定期的な更新
ホームページは情報の「鮮度」が命です。
あるホームページに行くたびに、情報が以前と同じだったら、もう訪れる気がなくなってしまうことでしょう。
人間は飽きっぽい生き物です。
ですから、「旬」な情報を常に提供できるように、ホームページは定期的に更新して、見てくれる方をワクワクドキドキさせましょう。(「おもしろくて役に立つ情報が、いいネ」)
訪問者に「得をした」と思わせることがポイントです。
総じて、「お得感」を満たすサービス精神旺盛なサイトは人気があります。
その他
雑誌などのメデイアに紹介してもらうとか、こちらからメデイアに情報を流すとかの方法もあります。(「おいらが警察にタレこむよ」)
情報の種類がちがーうヨ!
また、口コミも、あなどれない大きな手段です。よく「こちらから宣伝しなくても、よい商品それ自体が宣伝に歩いてくれる」といいますよね。
いずれにしても、ホームページ・ECサイトのコンテンツが充実していることが必須です。