





ホームページ・ECサイトを作るには、だいたい次のアイテムがあればだいじょうぶです。(「アイーン!」)
- ハードウェア
- ソフトウェア
- ホームページのコンテンツ
- 商品(ECサイトの場合)
- 決済手段(ECサイトの場合、決済代行業者と契約が必要です)
- 配送手段(ECサイトの場合、運送会社を決める必要があります)
ハードウェア
パソコン
Windowsマシンか、Macintoshマシンがあればまずオーケー。パソコンの形態は、デスクトップ型(卓上型)でも、ラップトップ型(ノート型)でもかまいません。
この講座では、Windowsマシンを中心に解説を進めていきます。 (Macユーザーさん、ゴメンなさいね) (「おいらLinuxなんだけど・・・」)
回線
インターネットに接続するには、一般の光回線か、ADSL回線が必要です。
モデム(ルータ)
パソコンが回線を通じてインターネットにつながるには、モデムなどの機器が必要です。
オフィスや自宅で複数のパソコンをつなげてネットワーク(いわゆるLAN)を作る場合には、ルータという機器が必要です。ブロードバンドルータ、ADSLルータなど、回線の種類に応じたルータがあります。
プロバイダとの契約
みなさんのパソコンとインターネットをつなげているのは、プロバイダと呼ばれるインターネット接続業者さんたちです。そのため、作ったホームページをインターネットに公開するには、プロバイダと契約しておく必要があります。
弊社のサービスを利用してホームページを立ち上げようというみなさんは、これらの条件をもうクリアされてますよね 。じゃないとこの講座見れないですよね。 (「おいら、まんが喫茶で見てるんだけど・・・」)
ウェブ・メールサーバー
ホームページ・ECサイトのデータを設置し、インターネットを介して誰でもアクセスできるようにするサーバーです。当社では共用レンタルサーバーやVPSクラウドとして、これらのサーバー機能をご提供しています。
ソフトウェア
ブラウザ
ホームページはHTML(Hyper Text Markup Language)形式の文書で作られています。この形式の文書をインターネット上でブラウズ(閲覧)するには、ブラウザという閲覧ソフトが必要になります。(市販のパソコンでは初期設定済みのことが多いと思います)
ブラウザを使うことで、ホームページのレイアウトやデザイン、リンクの張り具合などを確認することができます。
代表的なブラウザは、MicrosoftのEdge(Edge)やmozillaのFirefox、GoogleのChromeです。
みなさんはすでにいずれかブラウザをお使いだと思います。 まだお持ちでない方、あるいはアップグレードしたい方は、次のサイトから無料でダウンロードすることができます。(これらは当社とは関係ないサイトです)
テキスト・エデイタ
HTMLタグを実際に書くには、書くための「用紙」が必要です。それがテキスト・エディタ(「文章を編集するためのソフト」の意)と呼ばれるものです。ホームページ作成ソフトをお持ちでない方には必須アイテムです。CMS(WordPressやJoomla!等)を使用する場合には使用しなくてもかまいませんが、少し高度な使い方をしたい場合にはエディタが必要となることがあります。
例えば、Windowsだったら「メモ帳」(「Windowsアクセサリ」→「メモ帳」)のことです。
あまりピンとこないようでしたら、あるホームページを開いてソースを見てみてください(Windows の Edge 等の場合:「マウス右クリック」→「ソースの表示」)。それがテキスト・エディタにHTMLタグが書かれている状態です。
でも、「メモ帳」はSJIS(日本語用の文字コードのひとつで、JISコードを改良したもの)しか扱えないので、他の日本語コードを使いたいときは、次のような高機能テキスト・エデイタが必要になります。
これ以外のテキスト・エデイタも知りたい方は、ソフトのダウンロードサイトとして有名な「窓の杜」や「Vector」を見てみてください。テキスト・エデイタだけでなく、いろんな用途のソフトが有料・無料でダウンロードできます。一見の価値ありだぴょん吉!(「やめとき、としバレるでえ」)
(注意)「シェアウェア」とは、「無料で試用できるものの、継続して利用するには所定の代金が必要なソフト」のことです。 (「な~んだ、いっしょに着れる服じゃないんだ」)
FTP転送ソフト
ホームページをインターネット上に公開するには、作成したホームページデータをサーバーというマシンにアップロード(転送)しなければなりません。でも、どうやって?
それ専用のソフトがあります。それがFTP転送ソフトです。 ちなみに、FTP(File Transfer Protocol)とは、ファイルを転送するときの決まり、といったかんじの意味です。
代表的なFTP転送ソフトは、Windows用のFileZillaやWinSCP、Macintosh用のFetchなどです。特にWinSCPはお勧めです。うれしいことにインターネットから無料でダウンロードできるものもあります。 (当社とは関係ありません)
転送の手順については、STEP 4で詳しく述べますね。
CMS、ECソフト
CMS(WordPressやJoomla!等)を使えば、詳しい技術的な知識がなくても、きれいで高機能なホームページを作成できます。ECソフト(WooCommerce、WelCart、EC-CUBE等)を使えば、オンラインショップを構築することもできます。
CMSにはアップロード機能が付属していますので、FTPソフトを使う必要がなくなります。ECサイトシステムである、WooCommerce、WelCart、EC-CUBE等を使う場合も同様に、ソフト自体にアップロード機能がありますので、FTPを使わなくてもかまいません。
ただし、CMS等を使用する場合でも、FTPソフトやエディタ等を使用した方が便利な時もありますので、個別ソフトの使い方をマスターした方が良いかもしれませんね。

(「わ~い!」)
ホームペーのコンテンツジ
ホームページを作るうえで、ハードやソフトと同じぐらい大切なのが、ホームページの中味ですよね。
人間もそうですもんね。
いくらハードやソフトが完備されていても、内容が充実していなければ、訪問者はさっさと別のサイトに移ってしまうでしょう。
また、しっかりと計画を立ててからホームページを作りはじめると、効率よく短期間のうちに完成させることができます。
そこで、ひとつの目安ですが、次の点に気をつけて作ってみてはいかがでしょうか。
ホームページの目的
そもそも何のためにホームページを作ろうとしていますか? そのホームページで何を発表し、誰にアピールしたいですか? そのホームページから何を獲得したいですか? ホームページ発表後は、どうのように管理・発展させていきたいですか? などなど、ホームページを作る目的や意図、さらには将来の展望なども明確にしておきましょう。
ホームページのテーマ
どのようなテーマのホームページを作ろうとしていますか? 趣味の車ですか? それとも輸入品の販売?ホームページの目的にそって決めましょう。
テーマはシンプルに、できれば1つに絞ったほうが明快です。もし複数のテーマを扱いたい場合は、それぞれを独立させたほうが、訪問者にとってはわかりやすいです。
余談ですが、世界中でサイト数がウン億(?)とある現在、他のサイトに差をつけるには、広く浅くよりも、ここでしか見られない、といった深くて専門的なものが受ける傾向にあるようです。(「じゃあおいら、「モアイのあごの傾斜角度が地球の成層圏に与える影響」についてのサイトでも作ろうかなあ」)
ヒポくんは、ほっときましょう。 (「・・・」)
ホームページの構成
ホームページを人間にたとえると、トップページ(訪問者が最初に訪れる表紙ページ)は「顔」といえます。人間にとって最初の印象が大切なように、トップページも最初の印象が大切です。
なので、トップページは、訪問者の心をつかむような魅力あるものにする必要があります。
例えば、タイトルはわかりやすく印象的なものがよいでしょう。あまり長すぎたり、ひねりすぎたりすると逆効果のようです。
また、トップページの画像を斬新で凝ったもの、あるいは逆にシンプルでナチュラルなものにする方法もあります。いずれにしてもアピール性が大切です。(「見せるホームページから魅せるホームページへ、だね」)
一方で、あまり凝りすぎて、画像サイズが大きくなりすぎないように気をつけましょう。表示に時間がかかるトップページは敬遠されますので。
トップページのアイデアがなかなか浮かばないときは、他の人のサイトを見て参考にするのも手です。
次に、ホームページの階層構造についてですが、ホームページは各ページが階層的にリンクで結ばれています。ですから、どのページとどのページをリンクさせるのかなどを、下図のように、あらかじめ書いておくと、ホームページを作るときに効率的です。

リンクはわかりやすいものにしましょう。複雑すぎると見る人が混乱してしまいます。
トップページからの階層も深すぎないようにしましょう。見たいページを開くまでに、何度も何度もクリックしなければならないのは面倒ですからね。かいそう(「階層だらけの「迷路」のホームページを作って、ラボちゃんを
んぞ・・・さぶ」)
ホームページに必要な素材
テキスト(文章)だけのページだと、ちょっと味気ないですよね。(「おいらの露出も、文字ばっかじゃん!プリプリ!」)
そこで、飾り付けの素材を用意しましょう。ここでいう素材とは、イメージ(画像)、サウンド(音声)、ムービー(動画)などのことです。(この講座では、サウンドとムービーの解説は省略しますね。わり!)(「急にタメ口かい!」)←サービス露出
画像もまた、サイトからフリー(パブリックドメインなどの場合)でダウンロード可能です。(権利関係で勝手に使ってはダメな素材かどうかはよく確認してください)インターネットって、本当に「何でも屋」ですね。
画像についての詳しい説明は、STEP 2をご覧ください。
ホームページの容量
ホームページを作っていると、つい意気込んであれやこれやと情報を詰め込んだり、画像(テキストに比べて容量が大きい)をベタベタ貼りつけたりして、知らず知らずのうちに容量が大きくなりすぎてしまい、ホームページの応答が遅くなることがありますので気をつけましょう。
さいわい、当社のハードデイスクは大容量なので、サーバーへのデータ格納容量的にはまず問題ありません。
ご安心ください。
容量の大きい、いわゆる「重たい」ページは、表示までに時間がかかり、訪問者をイライラさせます。最悪の場合、二度と見に来てくれなくなるかもしれませんよお。まあ、そこまでいかなくても、あまりいい印象は与えないでしょうね。
そこで、ページを軽くするには、画像の容量を減らすのが手っ取り早いです。その方法については、STEP 2で触れマスオさん! (「触れとるのは気のほうやろ!」)
